アイドリングストップのメリット・デメリット

2018-04-11(水)
最近の軽自動車やコンパクトカーに多く搭載されているアイドリングストップ。
今回は、アイドリングストップのメリットとデメリットについてのお話です。

◎まずはここから!自動アイドリングストップとは?
 ̄・予てより政府が推奨してきたアイドリングストップを、自動でできるようにした機能。
 ・信号待ちなど一定の条件下で、自動的にエンジンを停止する仕組み。
 ・アイドリングしないことで「燃費」と「環境」に効果がある、地球にやさしい機能だ。

◎アイドリングストップ車にはこんな搭載機能も
 ̄・アイドリングストップ車には、エンジンストップによって発生する問題を解決する機能が色々。
 ・スタートアシスト・・・スターターモーターに掛かる負担を軽減させ、エンジンを素早く再始動させる。
 ・ハンドルアシスト・・・ハンドルを回すだけでエンジンを再始動させる。
 ・ブレーキアシスト・・・エンジンが止まっていても、坂道で後退しないようにする。

◎イイこといろいろ!アイドリングストップのメリット
 ̄・ 政府がアイドリングストップを推奨する目的は、「燃料節約」と「大気汚染防止」。
 ・従って、アイドリングストップの主なメリットは次の2つ。
  1)燃料の節約・・・エンジンを停止することで、アイドリング時に消費する燃料を削減。
  2)排ガスの抑制・・・アイドリングで排出される排気ガスを削減。
 ・毎日1時間アイドリングストップをすると、年間2~4万円の燃料費減との報告もある。
 ・エンジンが止まることで、信号待ちなどでも静かなのもメリットの一つ。

◎ここにも注目!アイドリングストップのデメリット
 ̄ ・反面、頻繁にエンジンをON/OFFするアイドリングストップ機能搭載車ならではのデメリットも。
 ・容量の大きい専用バッテリーが必要で、バッテリー価格が高い。
 ・エンジンスタート時の振動で、ゴム製のベルト類が劣化しやすい。
 ・エンジンがかかる時に流れる大きな電流で電装品が劣化しやすい。
 ・エンジンが止まると冷房も止まってしまい、真夏はツライ。
 ・ アイドリングストップ車ならではの搭載機能が多く、車両価格が高くなる。

◎アイドリングストップ機能をやめたい!!
 ̄・「じゃあ、アイドリングストップで節約できた燃費代も、1回ベルト交換したら
  その方が高くなるかも?自動アイドリングストップをやめたい!!」
 ・運転席には、アイドリングストップ機能をOFFにするボタンが付いているので、それを押せば解除出来る。
 ・ただし、一度エンジンを切るとまたONになるので、エンジンをかける度にOFFにする必要がある。
 ・それが面倒な場合は、市販の「アイドリングストップキャンセルキット」を使うと便利。
 ・一旦OFFにすれば、次に自分がONにするまでずっと自動アイドリングストップをやめられる。

自動アイドリングストップは環境を考えればもちろん有効ですが、状況によっては
使い分けた方がいい場合もありそうです。
正しく判断して、アイドリングストップを賢く使いこなして下さい。
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