高齢ドライバーの交通事故が増えていることを受け、 国土交通省は2019年12月17日に 衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の搭載を 義務づけることを正式に発表しました。
国産の新車は2021年11月からモデルチェンジする車を対象に 段階的に適応していく予定です。
★自動ブレーキとは
「衝突被害軽減ブレーキ」と言われ、 前方の車が停止したことに気づかなかった場合、 警告音を鳴らし、 それでも気が付かなかった場合は自動でブレーキをかけ、 衝突被害を軽減するものです。
ちなみに、「ブレーキアシスト」は、 ブレーキを強く踏まなければいけない時に補助してくれる機能です。 自動的にブレーキをかける「自動ブレーキ」とは異なります。
★義務化へのいきさつ
日本ではすでに、「総重量22t超のトラックおよび13t以上のトラクター」と 「総重量12tを超える大型のバス」には自動ブレーキ義務化がされています。
大型の車両が事故を起こすと、被害が大きくなるところから義務化になったとされています。 そして近年、高齢者による事故が多発していることから義務化への運びとなりました。
★事故は減っていくのか…?
自動ブレーキはあくまで「 運転のサポート」で、機能がついているからといって、 必ずぶつからないというわけではありません。
1人1人、法定速度を守り、ゆとりと譲り合いの心をもって、ハンドルを握りましょう。